苦労したホームステイが良い思い出に

高校生の時、一か月間オーストラリアでホームステイをして、語学学校に通っていました。
私が苦労した事は、シャワーと食事に関しての事です。オーストラリアは自然豊かな国ですが、水不足に悩まされています。そのためホストマザーから、シャワーは5分以内ですませるように言われました。それまで長風呂だった私にとって5分は厳しく、シャワーはいつも時間との闘いでした。
そして、食事が口に合わなかった事も辛かったです。よくトマトソースを使った料理を作ってくれましたが、トマトの味が日本のものとは違い、甘味やコクがなく薄かったです。また、主食として全く味の付いていないマッシュポテトを出される事が多く、これにも慣れませんでした。昼食のお弁当を作ってくれる事もありましたが、豆の缶詰と食パンとリンゴだけという質素なもので、学校で初めて開けた時はショックを受けました。お弁当に対する考え方が、日本と全く違う事を知りました。
また、これはわりとすぐに平気になりましたが、部屋のドアを開けっ放しにしておくよう言われました。着替えている間や寝る時以外は開けておくのが普通だそうで、様子が気になるから開けておいてと言われました。
当時は簡単な英語しか話せなかったため意思疎通に苦労しましたが、ちょっとした事でも話しかけたり相談したりするうちに仲良くなり、生活が楽しくなっていきました。最後の方にはシャワーも5分で普通に浴びられるようになりましたし、今となっては味気ないシンプルな料理が恋しくなる事があります。日本に帰国して逆にホームシックになったくらいの、良い経験になりました。